日国友の会

くるまいし【車石】

読者カード 項目 2024年07月04日 公開

2023年06月05日 ubiAさん投稿

用例:一ばん驚いたのは、車石とまったくおなじ構造の氷がみつかったことである。北海道の東部で、放射状の構造をもった岩が発見され、鈴木醇博士によって、車石と命名され、たしか天然記念物にもなっているはずである。
『極北の神秘・氷島』 1960年 中谷宇吉郎
語釈:北海道根室市花咲(はなさき)にみられる粗粒玄武岩。枕状溶岩の一で放射状節理を示す。天然記念物。(デジタル大辞泉「車石」)

コメント:項目が載っていないようなので。初出「『文藝春秋』第三十八巻第四号」(昭和三十五(一九六〇)年四月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:極北の神秘・氷島

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1960年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:42ページ上段本文5、7行目〔『極北の氷の下の町』、昭和四十一年七月一日発行〕

発行元:暮しの手帖社