日国友の会

マラスピーナひょうが【ー氷河】

読者カード 項目 2024年07月08日 公開

2023年06月05日 ubiAさん投稿

用例:今いったマラスピーナ氷河や、ジュノウの近くのメンデンホール氷河には、ときどき一抱えもある大きい氷の単結晶が発見されている。
『アラスカの氷河』 1966年 中谷宇吉郎
語釈:(Malaspina Glacierの訳語)アメリカ合衆国、アラスカ海岸山脈のセント・エライアス山(5489メートル)南西に位置する北アメリカ最大の山麓 (さんろく) 氷河。面積約5000平方キロメートル。全長約100キロメートルに及び、末端は海面にまで達している。急な山地から平坦 (へいたん) な海岸平野に押し出すところで扇状地のように扇状に広がっており、山麓氷河の典型となっている。山麓部では氷河の運んできたモレーンが氷河の流動のために褶曲 (しゅうきょく) し、美しい縞 (しま) 模様をつくることでも名高い。(ニッポニカ「マラスピーナ氷河」)

コメント:項目が載っていないようなので。「没後発見された原稿により、『中谷宇吉郎選集』第三巻に収録。『極北の氷の下の町』にも表記の題で収められている。文末の日付は『選集』に従った。」と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあり、文末に「(昭和三十五年二月)」とありますが、おそらく執筆年なので、単行本の発行年で。

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:アラスカの氷河

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1966年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:65ページ下段本文1行目〔『極北の氷の下の町』、昭和四十一年七月一日発行〕

発行元:暮しの手帖社