メカニカル
読者カード 語釈 2024年07月08日 公開
| 用例： | ところで氷の結晶には、不思議な性質があって、結晶主軸の方向と、それに直角の方向とでは、機械的（メカニカル）の性質が、まるでちがうのである。 |
|---|---|
| 『アラスカの氷河』 1966年 中谷宇吉郎 | |
| 語釈： | 〔形動〕（英 mechanical）機械学の問題に関するさま。力学的、あるいは物理学的なさま。（cf.ランダムハウス英和大辞典「mechanical 10」） |
コメント：この語釈では載っていないようなので。ルビでの例です。「没後発見された原稿により、『中谷宇吉郎選集』第三巻に収録。『極北の氷の下の町』にも表記の題で収められている。文末の日付は『選集』に従った。」と「中谷宇吉郎集第八巻（岩波書店）後記」にあり、文末に「（昭和三十五年二月）」とありますが、おそらく執筆年なので、単行本の発行年で。
編集部：第2版の語釈は「動きや構造が、機械のようであるさま」となっていますね。
著書･作品名：アラスカの氷河
媒体形式：単行本
刊行年（月日）：1966年
著者･作者：中谷宇吉郎
掲載ページなど：66ページ上段本文11行目〔『極北の氷の下の町』、昭和四十一年七月一日発行〕
発行元：暮しの手帖社