てんいろん【転位論】
読者カード 項目 2024年07月08日 公開
用例: | この考えは、近年の物性論における転位論の考え方であって、新しい概念ではない。 |
---|---|
『アラスカの氷河』 1966年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕転位に関するあらゆる現象を研究する固体物理学の分野。結晶の塑性変形 (→永久ひずみ ) の理論的考察は、転位の概念の導入とその実験的観察により、ほとんど完成されるにいたった。またこれにより結晶内部のひずみ、結晶成長、加工硬化、降伏、疲労などの問題を説明することが可能となった。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(コトバンク)「転位論」) |
コメント:項目が載っていないようなので。「没後発見された原稿により、『中谷宇吉郎選集』第三巻に収録。『極北の氷の下の町』にも表記の題で収められている。文末の日付は『選集』に従った。」と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあり、文末に「(昭和三十五年二月)」とありますが、おそらく執筆年なので、単行本の発行年で。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:アラスカの氷河
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1966年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:69ページ下段本文12行目〔『極北の氷の下の町』、昭和四十一年七月一日発行〕
発行元:暮しの手帖社