日国友の会

だいこうもくしゅぎ【大項目主義】

読者カード 項目 2024年07月12日 公開

2023年06月10日 ubiAさん投稿

用例:大英百科事典が、画期的の大改版をやったことがある。大項目主義をさらに拡張して、世界一流の学者たちに、新しく大項目を書いてもらうことにしたとかで、〔二〕
『百科事典美談』 1955年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕百科事典、専門事典などの編纂方式の一つで、見出し1項目の対象範囲を大きくして項目数を少なくし、各項目に論文のように体系だった比較的長文の解説を付したもの。解説を通読すれば体系的な知識が得られるが、アクセスポイントが少ないので目的とする情報を見付けにくい。この欠点を補うために詳細な索引を必要とする。歴史的には大項目主義から小項目主義へ向かう傾向が見られる。(図書館情報学用語辞典 第5版「大項目主義」)

コメント:項目が載っていないようなので。初出「『図書』第六十八号」(昭和三十(一九五五)年五月五日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:百科事典美談

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1955年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:248ページ12行目〔『中谷宇吉郎集第八巻』、二〇〇一年五月七日 第一刷発行〕

発行元:岩波書店