日国友の会

コストわれ【ー割】

読者カード 用例 2024年07月16日 公開

2023年06月11日 ubiAさん投稿

用例:現在、北海道の石炭とか木材とかいう物資の運賃は、非常に安く、コスト割れの値段になっている。
『北海道開発に消えた八百億円』 1957年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(コストは英 cost)商品の販売価格が、生産価格または仕入れ価格よりも安くなること。

コメント:投稿例(1977)よりもさかのぼります。初出「『文藝春秋』第三十五巻第四号」(昭和三十二(一九五七)年四月一日発行)と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:2007年2月25日付けで、末広鉄男さんに、秋山仁『火を噴く貿易戦争』(1977)の例をご紹介いただいていますが、さらに、20年さかのぼります。

著書・作品名:北海道開発に消えた八百億円

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1957年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:153ページ15行目〔『文化の責任者』、昭和三十四年八月二十日発行〕

発行元:文藝春秋新社