日国友の会

おおだい【大鯛】

読者カード 用例 2024年07月16日 公開

2023年06月12日 ubiAさん投稿

用例:三尺あまりの鰤や、二尺近い大鯛、その他何十種の魚がたくさん泳いでいる。
『桂濱』 1955年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(1)大きな鯛。

コメント:(1)か(2)か分からず、第二版にはともに用例がなく、(1)には投稿例(1945)がありますが、とりあえず。「昭和三十(一九五五)年の七月から十月にかけて『西日本新聞』(夕刊)の連載コラム「いろいろな話」に百篇の短文を発表」と「中谷宇吉郎集第八巻(岩波書店)後記」にあります。

編集部:(2)の「真鯛」と限定するには、情報量がすくないので、とりあえず、(1)の例ということにしておきましょう。2020年1月28日付けで、ingwさんに、太宰治『パンドラの匣』(1945)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:桂濱

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1955年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:63ページ本文13行目〔『百日物語』、昭和三十一年五月二十日 發行〕

発行元:文藝春秋新社