日国友の会

みとおし【見透】

読者カード 用例 2024年07月25日 公開

2023年06月18日 ubiAさん投稿

用例:驚くべく多岐に亙つてゐるその各専門事項について極めて槪括的にもその全般の見透しをつける事はまづ不可能に近い。
『科學時評』 1935年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(古くは「みどおし」とも)(4)物事の成り行きや、将来の状態を予測すること。また、その予測。

コメント:第二版の用例(1951)よりさかのぼります。文末に、「昭和十年二月、東京朝日」とあります。

編集部:第2版では、竹山道雄『門を入らない人々』(1951)の例が早いのですが、さらに、16年さかのぼります。

著書・作品名:科學時評

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:113ページ本文2行目〔『日本の科学』、昭和十五年八月二十三日 發行〕

発行元:創元社