日国友の会

たきこうか【滝効果】

読者カード 項目 2024年07月29日 公開

2023年06月21日 ubiAさん投稿

用例:それで瀧の附近などで水滴の分裂が盛に起きる所では、空氣は强くイオン化されてゐる筈であり、その事實は實驗的にも確められてゐる。それで此の現象はレナード效果又は瀧效果とも呼ばれ、
『雷硏究の側面史』 1939年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「レナードこうか(—効果)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。「後書」に、「昭和十四年五月 科學」とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「レナード効果」の語釈は「(レナードはLenard 発見者であるドイツの物理学者の名)水滴が分裂した時、大滴が正の電気を、小滴が負の電気をもつ現象」となっています。

著書・作品名:雷硏究の側面史

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:81ページ本文10行目〔『第三冬の華』、昭和十六年九月廿五日發行〕

発行元:甲鳥書林