日国友の会

ナーバス

読者カード 用例 2024年08月01日 公開

2023年06月21日 ubiAさん投稿

用例:自分は少し神經質(ナーバス)になつてゐるから、
『雷硏究の側面史』 1939年 中谷宇吉郎
語釈:〔形動〕(英 nervous)((ナーヴァス)) 神経質なさま。繊細なさま。

コメント:投稿例(1885-86、ネルウバス〔神経質〕)、第二版の辞書類からの用例(1914)よりも新しいですが、投稿例(1964、神経質(ナーバス))と同じ「神経質」にルビの例としてはさかのぼるので、とりあえず。「後書」に、「昭和十四年五月 科學」とあります。

編集部:語形「ナーバス」に「神経質」を当てた例としては、2007年6月25日付けで、ぽんちさんにご紹介いただいている有吉佐和子『非色』(1964)の例よりも25年さかのぼることになりますね。

著書・作品名:雷硏究の側面史

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1939年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:89ページ本文7行目〔『第三冬の華』、昭和十六年九月廿五日發行〕

発行元:甲鳥書林