そひょう【粗氷】
読者カード 用例 2024年08月05日 公開
用例: | その時の樹氷は、大體水が凍つた氷と同じやうな所謂粗氷になる筈である、理想的に行けば本當の氷卽ち靑氷になる。 |
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『樹氷の世界』 1942年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕霧氷(むひょう)の一つ。過冷却された霧粒が樹木や岩などに凍りついてできる透明または半透明の氷のかたまり。無定形で、温度が摂氏零度に近いときにできる。《季・冬》 |
コメント:投稿例(1950)よりもさかのぼります。初出紙誌の情報はなく、タイトル下に「昭和十七年六月」とあります。
編集部:2022年12月24日付けで、中谷宇吉郎『樹氷の科學』(1950)の例をご紹介いただいていますが、8年さかのぼります。
著書・作品名:樹氷の世界
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1942年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:308ページ本文5行目〔『樹氷の世界』、昭和十八年九月二十日 初版發行〕
発行元:甲鳥書林