かんしつきゅうかんだんけい【乾湿球寒暖計】
読者カード 項目 2024年08月05日 公開
用例: | 乾濕球寒暖計の乾球と思つてゐた方が實は濕球になつてゐるので、これでは話にならない。 |
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『樹氷の世界』 1942年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕「かんしつきゅうしつどけい(乾湿球湿度計)」に同じ。 |
コメント:項目が載っていないようなので。初出紙誌の情報はなく、タイトル下に「昭和十七年六月」とあります。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「乾湿球湿度計」の語釈は「湿度の測定に用いられる一対の寒暖計をいう。一つは寒暖計そのもの、他方は感部の球部を薄いガーゼ等で包み、その一端を水壺につけ、球部の表面から絶えず水分が蒸発するように工夫されたもの。前者を乾球、後者を湿球といい、両者の示度の差から湿度が求められる。乾湿計」となっています。
著書・作品名:樹氷の世界
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1942年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:320ページ本文2行目〔『樹氷の世界』、昭和十八年九月二十日 初版發行〕
発行元:甲鳥書林