日国友の会

ギャロップ

読者カード 用例 2024年08月05日 公開

2023年06月24日 ubiAさん投稿

用例:アルタミラの洞窟に描かれた野牛たちの姿が、その疾走(ギヤロツプ)の脚の形をよくとらへてゐることは餘りにも有名である。
『雷獸』 1942年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(英 gallop)《ガロップ》乗馬で、馬が一歩ごとに足四本全部を地面からはなす走法。最も速い駆け方。疾駆(しっく)。

コメント:第二版の用例(1928~29)より新しいですがルビの例はなく、「疾走」にルビの例として。初出紙誌の情報はなく、タイトル下に「昭和十七年七月」とあります。

編集部:「ギャロップ」に「疾走」を当てたルビの例として面白いですね。

著書・作品名:雷獸

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1942年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:92ページ本文7行目〔『樹氷の世界』、昭和十八年九月二十日 初版發行〕

発行元:甲鳥書林