ぎょくもんかん【玉門関】
読者カード 用例 2024年08月06日 公開
用例: | 玉門關を越えて、太平洋の水域の勢力の限界を一步出ると、その西は遙かに世界の屋根葱嶺(パミール)に至るまでの所謂支那トルキスタンの地方は、 |
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『西遊記の夢』 1942年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | (西域の玉を漢土に運ぶときに通る関の意)中国漢代、万里の長城の西端に置かれた関所。陽関と共に西域への要衝。現在甘粛省敦煌県の西の地。玉塞。玉関。 |
コメント:第二版には漢籍の用例しかなく、辞書類からの投稿例(1906)よりも新しいですが、文例がないので。初出紙誌の情報はなく、タイトル下に「昭和十七年十二月」とあります。
編集部:2008年4月17日付けで、古書人さんに、郁文舎編輯所『日本地理辞典』(1906)の例をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:西遊記の夢
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1942年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:64ページ本文4行目〔『樹氷の世界』、昭和十八年九月二十日 初版發行〕
発行元:甲鳥書林