日国友の会

すてがね【捨金】

読者カード 用例 2024年08月09日 公開

2023年06月27日 ubiAさん投稿

用例:然し此の硏究には捨て金が大分要ることは知つて置く必要がある。
『弓と鐵砲』 1937年10月11日 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(1)捨てたと同様な金銭。返済を期待しないで貸す金や利益の期待できない出資、投資など。死に金。むだ金。すてきん。

コメント:投稿例(1945)よりもさかのぼります。「冬の華 1938年9月10日第1刷発行、1993年10月7日第8刷発行 421ページ」には、文末に「昭和十二年十一月」とありますが、初出は、「東京朝日新聞 昭和十二年十月十一日月曜日」のようです。

編集部:2022年12月21日付けで、ubiAさんに、中谷宇吉郎『原子爆弾雑話』(1945)の例をご紹介いただいていますが、8年さかのぼります。

著書・作品名:弓と鐵砲

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1937年10月11日

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:421ぺージ10行目〔『冬の華』一日一文 、1938〕 

発行元:東京朝日新聞