日国友の会

ごあいきょう【御愛嬌】

読者カード 用例 2024年08月09日 公開

2023年06月29日 ubiAさん投稿

用例:空梅雨の話のやうな御愛嬌もあつたが、
『天災』 1938年7月9日 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(「ご」は接頭語)(2)とるに足りない内容や、添え物のような物事などにいう。

コメント:第二版には用例が載っていないので。語釈2の例になると思いますが、大辞林第四版「愛嬌 2」の語釈「〔失敗の言い訳や謙遜の意を込めて「ご」を付けて言う場合も多い〕好ましさを感じさせたり、笑いを誘うような言動や表情。愛想。「━を振りまく」「ご━に舞をひとさし」「空振りもほんのご━さ」」に相当するでしょうか。「日本の科学 昭和十五年八月二十三日 發行 201ページ7行目」には、「一三、七、東京朝日」とあり、初出は、「東京朝日新聞 昭和十三年七月九日土曜日」のようです。

編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。

著書・作品名:天災

媒体形式:新聞・広報・官報

刊行年(月日):1938年7月9日

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:417ページ後ろから1行目〔『楡の花』、1948〕

発行元:甲文社