ごあいきょう【御愛嬌】
読者カード 用例 2024年08月09日 公開
用例: | 空梅雨の話のやうな御愛嬌もあつたが、 |
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『天災』 1938年7月9日 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕(「ご」は接頭語)(2)とるに足りない内容や、添え物のような物事などにいう。 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。語釈2の例になると思いますが、大辞林第四版「愛嬌 2」の語釈「〔失敗の言い訳や謙遜の意を込めて「ご」を付けて言う場合も多い〕好ましさを感じさせたり、笑いを誘うような言動や表情。愛想。「━を振りまく」「ご━に舞をひとさし」「空振りもほんのご━さ」」に相当するでしょうか。「日本の科学 昭和十五年八月二十三日 發行 201ページ7行目」には、「一三、七、東京朝日」とあり、初出は、「東京朝日新聞 昭和十三年七月九日土曜日」のようです。
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。
著書・作品名:天災
媒体形式:新聞・広報・官報
刊行年(月日):1938年7月9日
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:417ページ後ろから1行目〔『楡の花』、1948〕
発行元:甲文社