日国友の会

あぜくらづくり【校倉造】

読者カード 用例 2024年08月10日 公開

2023年06月29日 ubiAさん投稿

用例:正倉院は所謂校倉造りになつてゐて、周囲の壁をなしてゐる三角材の堆積が、通風と湿気の防御とを自働的に司ってゐるので、
『校倉』 1941年6月5日 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕古代建築様式の一つ。柱を用いないで、断面が台形や三角形の木材を井桁(いげた)に積み上げて、壁にしたもの。奈良時代から平安初期にかけて寺院や官庁の宝庫、倉として多く建てられた。東大寺の正倉院や唐招提寺の宝蔵、経蔵などが有名。甲蔵。叉倉。あぜり。

コメント:第二版には用例が載っていないので。「科学小論集 昭和十九年四月十五日發行 191ページ本文8行目」には、「東朝一六、六」とあり、初出は、「朝日新聞 昭和十六年六月五日木曜日」のようです。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:校倉

媒体形式:新聞・広報・官報

刊行年(月日):1941年6月5日

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:190ページ本文3行目〔『科学小論集』、1944〕

発行元:朝日新聞