こううん【光暈】
読者カード 用例 2024年08月10日 公開
用例: | 皆自分たちの過去の環境から來る幻影が、それに光暈をめぐらしてゐるのではないかとも思はれる。〔吉村冬彦著『橡の実』〕 |
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『俳諧の精神』 1936年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕(2)強い光のあたっている白い物体や発光体などを写真にうつすとき、像のまわりが白くぼやけること。また、そのような現象。ハレーション。 |
コメント:第二版の用例(1973)よりさかのぼります。比喩的な意味で使われている例のように思います。文末に、「昭和十一年六月、北海道大學新聞」とあります。
編集部:第2版では、高橋たか子『西方の国』(1973)の例が添えられていますが、37年さかのぼります。
著書・作品名:俳諧の精神
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1936年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:129ページ本文5行目〔『秋窓記』、昭和二十四(一九四九)年一月三十一日發行〕
発行元:⾭磁社