日国友の会

かそく【仮足】

読者カード 項目 2024年08月13日 公開

2023年07月01日 ubiAさん投稿

用例:アミーバ〈略〉體形が一定しない原生動物で、細胞質が流れるように運動して突起(僞足または假足という)を出して進行し、
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕「ぎそく(偽足・擬足)」に同じ。

コメント:投稿例(1964)よりもさかのぼります。デジタル大辞泉「仮足」は、「⇒偽足(ぎそく)」となっています。

編集部:2005年5月28日付けで、末広鉄男さんに、八杉龍一『いのちの科学』(1964)の例をご紹介いただいていますが、さらに、13年さかのぼります。ちなみに、「偽足・擬足」の語釈は「原生動物のアメーバ類にみられる原形質による一時的突起。伸縮性に富み、移動運動のほか捕食の役もする。アサクサノリの遊走子、変形菌の変形体および人体の白血球、リンパ球などにもみられる。仮足。虚足」となっています。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:4ページ左列下から8行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂