日国友の会

えいようざっしゅ【栄養雑種】

読者カード 用例 2024年08月18日 公開

2023年07月03日 ubiAさん投稿

用例:榮養雜種(vegetative hybrid)植物に接木したとき、臺木と接穂の中間の性質をあらわしたもの。
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕栄養体によって生ずる雑種。ふつうの交配によらないで、接木(つぎき)によって台木が接穂の形質に影響を及ぼす場合や、鶏卵の卵白の入れ換えによる場合のように、相異なる栄養体間の影響によって、異なる形質が発現すること。接木雑種。無性雑種。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。項目名からですが。

編集部:2010年3月6日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:8ページ左列26行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂