かんジストマ【肝ー】
読者カード 項目 2024年08月25日 公開
用例: | 肝ジストマの駆除に使うアンチモン剤の使用は |
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『中谷君と病気』 1966年 武見太郎 | |
語釈: | 〔名〕「きゅうすいちゅう(肝吸虫)」に同じ。 |
コメント:項目が載っていないようなので。
編集部:第2版では、この語形で立項されませんでした。ちなみに、「肝吸虫」の語釈は「扁形動物吸虫類に属する寄生虫。体はヤナギの葉形で、体長六~二〇ミリメートル、幅三~四ミリメートル。ヒト、イヌ、ネコ、ブタ等の人畜の肝臓の胆管に寄生し、胆管炎、腹水などを起こさせる。日本の他、中国、東南アジアなどに多い。雌雄同体で、口吸盤と腹吸盤をもつ。マメタニシを第一中間宿主、コイ科の淡水魚を第二中間宿主とする。この間に、卵から始まり、ミラキデューム、スポロキスト、レディア、ケルカリア、メタケルカリアの各幼期を経て、寄生した哺乳類の体内で成虫となる。肝臓ジストマ。学名はOpisthorchis senensis」となっています。
著書・作品名:中谷君と病気
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1966年
著者・作者:武見太郎
掲載ページなど:5ページ上段5行目〔『中谷宇吉郎随筆選集第2巻 月報2』、昭和41年8月〕
発行元:朝日新聞社