日国友の会

オークルジョーン

読者カード 項目 2024年08月25日 公開

2023年07月11日 ubiAさん投稿

用例:土黄色(オークルジョーン)の枯葉の底に、〔一 美しき泥炭地〕
『泥炭地双話』 1946年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(フランス ocre jaune)「おうどいろ(黄土色)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。ルビでの例です。デジタル大辞泉には「オークル」があり、語釈は「黄土(おうど)。また、黄土色。オーカー。」となっています。「後書」に、「昭和二十一年三月 科學と藝術」とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。英語名でいえば、イエローオーカーのことでしょうね。ちなみに、「黄土色」の語釈は「慣用色名の一つ。黄土に似た茶色みをおびた黄色」となっています。

著書・作品名:泥炭地双話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1946年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:336ページ本文8行目〔『春艸雜記』、昭和廿二(一九四七)年一月三十日發行〕

発行元:生活社