日国友の会

ぶんか【分化】

読者カード 用例 2024年08月30日 公開

2023年07月22日 ubiAさん投稿

用例:次に一穗につく籾數を增やすことも大切である。幼穂が出て來て、それが分化し始める時に低温に遭ふと、
『稻の一日』 1946年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕(3)生物学で、生物の組織・器官・機能が特殊化の方向に進み、発達すること。

コメント:第二版に載っている辞書類(1881)以外の文例(1954)よりもさかのぼるので。「後書」に、「昭和二十一年十二月 世界」とあります。

編集部:第2版では、『哲学字彙』(1881)の例が早く、文章例としては,辰野・林・徳川『随筆寄席第二集』(1954)の例よりも8年さかのぼります。

著書・作品名:稻の一日

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1946年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:88ページ本文7行目〔『楡の花』、昭和二十三(一九四八)年八月三十日發行〕

発行元:甲文社