しゅうなんざん【終南山】
読者カード 用例 2024年09月03日 公開
用例: | 漢の時代には陝西省の終南山邊の松を焚いて、その松煙を採つたさうである。晉になると九江の廬山の松が珍重され、 |
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『硯と墨』 1946年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 「しゅうなん(終南)」に同じ。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1708)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。「後書」に、「昭和二十一年十二月 座右寶」とあります。
編集部:2017年10月24日付けで、古書人さんに、『華夷通商考』(1708)の例をご紹介いただいていますね。ちなみに、「しゅうなん(終南)」の語釈は「中国、陝西省西安市の東南に横たわる名山。景勝の地で、古来、詩によくうたわれている。南山。終南山。秦嶺。秦山」となっています。
著書・作品名:硯と墨
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1946年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:64ページ本文5行目〔『楡の花』、昭和二十三(一九四八)年八月三十日發行〕
発行元:甲文社