かっせいたん【活性炭】
読者カード 用例 2024年09月06日 公開
用例: | 工業方面で吸著劑に使つてゐる活性炭などが最適であらう。 |
---|---|
『硯と墨』 1946年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 〔名〕気体や液体に含まれている物質を吸着する能力の大きい炭。無定形炭素を主成分とする黒色の微粉末または粒状物。脱色、脱臭、脱味、溶剤回収、空気浄化、浄水などに用いられる。 |
コメント:辞書類からの投稿例(1935)よりも新しいですが、文例の投稿例(1953)よりもさかのぼるので。「後書」に、「昭和二十一年十二月 座右寶」とあります。
編集部:2007年8月31日付けで、末広鉄男さんに、石原純『理化学辞典』(1935)の例をご紹介いただいていますが、文章例としては、同じく末広さんに、2004年7月18日付けでご紹介いただいている吉村昌光『金の塔』(1953)よりも7年さかのぼることになります。
著書・作品名:硯と墨
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1946年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:65ページ本文6行目〔『楡の花』、昭和二十三(一九四八)年八月三十日發行〕
発行元:甲文社