日国友の会

きゅうけん【歙硯】

読者カード 項目 2024年09月06日 公開

2023年08月01日 ubiAさん投稿

用例:名のある名墨を何本と集めて、端溪だの歙硯だのと贅澤を云つて、
『硯と墨』 1946年 中谷宇吉郎
語釈:〔名〕「歙州硯(きゅうじゅうけん)」に同じ。

コメント:項目が載っていないようなので。「後書」に、「昭和二十一年十二月 座右寶」とあります。

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「歙州硯」の語釈は「中国安徽省歙州の龍尾山産の石で作った硯(すずり)。石はうすい紋のある粘板岩で一〇世紀中頃から掘り出されている。歙硯」となっています。

著書・作品名:硯と墨

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1946年

著者・作者:中谷宇吉郎

掲載ページなど:72ページ本文12行目〔『楡の花』、昭和二十三(一九四八)年八月三十日發行〕

発行元:甲文社