かつおのえぼし【鰹烏帽子】
読者カード 用例 2024年10月01日 公開
用例: | 群體〈略〉カツオノエボシのように個體によつて形も役目もちがうものもある。 |
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『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利, 石田周三 共編 | |
語釈: | 〔名〕刺胞動物カツオノエボシ科の一種。形は、烏帽子形をした一〇センチメートル内外の青紫色の浮き袋と、それから垂れ下がる多くのひも状のものとからなる。ひも状のものには主触手、栄養体、生殖体、感触体などが集まって群体をなしている。主触手は多数の刺胞をそなえ、刺されると激痛を起こす。暖流にのり、時に海岸に打ち上げられる。鰹の群れとともに見つかることが多いのでこの名がある。電気くらげ。学名はPhysalia physalis 《季・夏‐秋》 |
コメント:第二版の用例(1803)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:第2版では、俳諧『俳諧歳時記』(1803)の例が添えられていますね。
著書・作品名:科學用語辭典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:矢島祐利, 石田周三 共編
掲載ページなど:20ページ右列下から5行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:弘文堂