日国友の会

こうそ【酵素】

読者カード 用例 2024年10月04日 公開

2023年08月29日 ubiAさん投稿

用例:血小板〈略〉トロンボキナーゼという酵素を持ち、その作用で血漿のトロンボゲンをプロトロンビンに變化させる。
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕生体内でつくられ、生体の営む化学反応を触媒するたんぱく質を中心とした高分子化合物。生体内のほとんどの化学反応にあずかっているので生命活動と密接な関係がある。種々の分類法があるが、生理作用に基づくと、消化・糖化・発酵・呼吸・解糖などの各酵素類に分けられる。細菌や酵母の酵素を利用して酒、みそなどの食品製造に使われるほか、生体内から抽出して消化剤などの医薬品にも用いられる。

コメント:第二版の用例(1900)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。

編集部:第2版では、桜井錠二・高松豊吉『稿本化学語彙』(1900)の例が添えられています。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:22ページ左列28行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂