日国友の会

らっぱむし【喇叭虫】

読者カード 用例 2024年10月09日 公開

2023年08月30日 ubiAさん投稿

用例:原生動物〈略〉繊毛虫類(ゾウリムシ、ラッパムシ)、
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕ラッパムシ科に属する原生動物の総称。体は前端が丸くて広がり、らっぱ状を呈する。細長い末端部で他物に付着するが離れて泳ぐこともある。体は伸縮性に富み、伸びると一~二ミリメートルぐらいになる。体表は繊毛でおおわれ、特に先端部の周囲に多く、その運動によって食物を口へ運ぶ。池沼や下水溝などの淡水のほか内湾にもすむ。世界各地に分布。ソライロラッパムシ、ミドリラッパムシ、ウミラッパムシなどがある。

コメント:第二版の用例(1884)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が添えられています。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:23ページ右列17行目〔『科學用語辭典』アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂