日国友の会

こうこうさ【光行差】

読者カード 用例 2024年10月09日 公開

2023年08月31日 ubiAさん投稿

用例:光行差(aberration)光源に対して動いている観測者の観測する光の方向は、いわゆる見かけの方向であって、真の方向とはくいちがっている。このくいちがいをいう。
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕地球上から星を観測する時、地球の公転・自転運動の速さが光速に比べて無視できないために星の見かけの位置がずれて見えること。走っている電車の中から雨を見ると、斜に降っているかのように見えるのと同じ原理。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1904)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。項目名からですが。

編集部:2009年5月16日付けで、古書人さんに、郁文舎編輯所『理科辞典』(1904)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:科學用語辭典 アテネ文庫153 昭和二六年五月二〇日 發行 24ページ左列5行目(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂