日国友の会

ドライアイス

読者カード 用例 2024年10月16日 公開

2023年09月06日 ubiAさん投稿

用例:ドライアイスの一片を上方から近づけても葉は全く同じ運動を起す。〔第一部・一〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕(英 dry ice)固体二酸化炭素の別名。二酸化炭素ガス(炭酸ガス)を圧縮して得られた液体炭酸を、一部蒸発させると冷えてできる白色の固体。空気中で昇華してガスになる。冷却材として広く用いられ、摂氏マイナス八〇度ぐらいまでの低温を得ることができる。固形炭酸。固体炭酸。

コメント:第二版に載っている辞書類(1930)以外の文例(1950)よりもさかのぼるので。

編集部:第2版では、桃井鶴夫『アルス新語辞典』(1930)の例が早いのですが、文章例としては、武田泰淳『異形の者』(1950)よりも10年さかのぼります。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:2ページ本文3行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店