ちょぞうでんぷん【貯蔵澱粉】
読者カード 用例 2024年10月20日 公開
用例: | かういふ二次的に蓄積された澱粉の粒を貯藏澱粉粒といつてゐる。〔第一部・九〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕植物の葉肉細胞以外の部分の柔細胞に貯蔵物質として貯えられた澱粉。同化澱粉が糖化し貯蔵部分に運ばれ、白色体内で再び合成されたもの。澱粉は粒状で層状構造をなし種類によって形状が異なる。主として発芽の際のエネルギー源や植物体の構成材料となる。沃素反応は陽性。食料として利用しているのはこれである。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1928)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2007年11月22日付けで、末広鉄男さんに、『日本家庭大百科事彙第二巻』(1928)の例をご紹介いただいています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:45ページ本文13行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店