日国友の会

あおさ【石蓴】

読者カード 用例 2024年10月21日 公開

2023年09月09日 ubiAさん投稿

用例:淡水鹹水に產するあをのり・あをさ・みるなどの綠藻植物、〔第一部・一〇〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕緑藻類の海藻。各地の海岸で干潮線付近の岩石に付着し生育する。長さ五~二五センチメートル。形状はアオノリに似て、へりに波形のひだがある扁平な葉状体だが、二層の細胞から成り、大小の穴が多数あいている。鮮緑色または黄緑色。乾海苔(ほしのり)やつくだ煮として食用にもするが、硬くてまずいため、多くは家畜の飼料に用いられる。あなあおさ。学名はUlva pertusa 《季・春》

コメント:第二版では辞書類(1603~04)(1847)のみで、文例が載っていないので。

編集部:第2版では、『日葡辞書』(1603-04)と『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が添えられています。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:48ページ本文5行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店