日国友の会

ぎんりょうそう【銀龍草】

読者カード 用例 2024年10月25日 公開

2023年09月11日 ubiAさん投稿

用例:森林の腐植土の中から生えるぎんりやうさうなどをいふ。〔第一部・一三〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕イチヤクソウ科の多年草。各地の山中の陰地で、堆積した落ち葉などに腐生する。高さ約一〇センチメートル。葉緑素をもたず、根以外は純白色で半透明。根は暗褐色でもろく、集まって塊状をなす。茎は分枝せずに直立し、葉は鱗片状で多数互生しており、下部のものは重なりあう。五~八月、茎頂に白色の筒状花を斜め下向きに単生する。果実は白色、球形の液果で種子は多数。漢名、水晶蘭。まるみのぎんりょうそう。ゆうれいたけ。ゆうれいそう。ゆうれいばな。学名はMonotropastrum humile 《季・夏》

コメント:第二版では辞書類(1884)のみで、文例が載っていないので。

編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)の例が添えられていますね。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:64ページ本文6行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店