チアンかすいそ【ー化水素】
読者カード 項目 2024年10月28日 公開
用例: | その他クロロフォルム・フェノール・チモール・フォルマリン等、アルカロイド類、チアン化水素(⾭酸)、一酸化炭素などによつて害を受け、〔第二部・一〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕「シアンかすいそ(—化水素)」に同じ。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、多くの投稿例よりも新しいですが、表記が異なるので、とりあえず。
編集部:「シアン化水素」の異形と考えられますが、語頭の音が五十音順では離れてしまうことと、原語名がドイツ語Zyan由来とも考えられるので、とりあえず、別項目としておきましょう。ちなみに、「シアン化水素」の語釈は「水素のシアン化物。化学式HCN 特有の臭気をもつ無色の液体。梅の実などにアミグダリンなどの配糖体として広く存在。猛毒。アルデヒド・ニトリル・アクリル酸などの有機合成や、殺虫剤などに用いる。青化水素。蟻酸ニトリル。ホルモニトリル」となっています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:79ページ本文12行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店