日国友の会

チアンかすいそ【ー化水素】

読者カード 項目 2024年10月28日 公開

2023年09月12日 ubiAさん投稿

用例:その他クロロフォルム・フェノール・チモール・フォルマリン等、アルカロイド類、チアン化水素(⾭酸)、一酸化炭素などによつて害を受け、〔第二部・一〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕「シアンかすいそ(—化水素)」に同じ。

コメント:第二版には用例が載っておらず、多くの投稿例よりも新しいですが、表記が異なるので、とりあえず。

編集部:「シアン化水素」の異形と考えられますが、語頭の音が五十音順では離れてしまうことと、原語名がドイツ語Zyan由来とも考えられるので、とりあえず、別項目としておきましょう。ちなみに、「シアン化水素」の語釈は「水素のシアン化物。化学式HCN 特有の臭気をもつ無色の液体。梅の実などにアミグダリンなどの配糖体として広く存在。猛毒。アルデヒド・ニトリル・アクリル酸などの有機合成や、殺虫剤などに用いる。青化水素。蟻酸ニトリル。ホルモニトリル」となっています。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:79ページ本文12行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店