きしゅ【寄主】
読者カード 用例 2024年11月06日 公開
用例: | このやうに或る一種の生物が他の生物の體に接著もしくは侵入し、自分の營養を自分の侵害した生物から横どりして生活する場合前者を寄生生物、後者を寄主といふのである。〔第二部・二〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕「しゅくしゅ(宿主)(1)」に同じ。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、一例しかなく、文例がないので、とりあえず。
編集部:2010年3月24日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますね。ちなみに、「宿主(1)」の語釈は「生物の寄生で、寄生される側の動物または植物。寄生動物のうち発生の段階に応じて宿主を変える場合は、幼生の寄生する宿主を中間宿主、成体の寄生する宿主を終結宿主と区別する。寄主。やどぬし」となっています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:95ページ本文6行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店