しゅうきん【銹菌】
読者カード 用例 2024年11月06日 公開
用例: | 或る銹菌は更にもう一囘別種の植物を經由しないと完全に發育できない。 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕「さびびょうきん(銹病菌)」に同じ。 |
コメント:投稿例(1967)よりもさかのぼります。「銹菌」は、「しゅうきん」と「さびきん」で立項されていて、「さびきん」と読むのが一般的かとは思いますが、読みがわからないので、とりあえず「しゅうきん」で。
編集部:2018年6月12日付けで、ねじり草さんに、大久保康雄訳『怒りの葡萄』(1967)の例をご紹介いただいていますが、27年さかのぼります。確例が欲しいところですね。ちなみに、「銹病菌」の語釈は「担子菌類に属するカビ。ムギ・マメ・キク・マツなど多数のシダ植物、種子植物に寄生して銹病を起こし、農作物に被害を与える。葉や茎に鉄さびに似た胞子堆(ほうしたい)をつくったり、瘤やてんぐ巣状の奇形を起こしたりする。さびきん。学名はPuccinia」となっています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:97ページ本文11行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店