日国友の会

しんかきふで【真書筆】

読者カード 用例 2024年11月10日 公開

2023年09月22日 ubiAさん投稿

用例:幼葉鞘は細い眞書(シンカキ)筆の穗先のやうな形をして居り、
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕楷書の細字を書くのに用いる、穂先の細い筆。しんかき。

コメント:第二版の用例(1705)(1921)より新しいですが、「真書」にルビがあって読みがわかる例なので。

編集部:第2版では、ご紹介いただいた例より早い例としては、浄瑠璃『用明天皇職人鑑』(1705)から「しんかき筆」の例が、寺田寅彦『球根』(1921)から「真書き筆」の例がそれぞれ添えられています。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:生命と物質―植物の生活から― 岩波新書66 昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行 109ページ本文8行目

発行元:岩波書店