ぼうあつ【膨圧】
読者カード 用例 2024年11月10日 公開
用例: | 各細胞が膨壓によつて緊張してゐるからである。〔第二部・三〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕生物の細胞の内部と外部の圧力差。生きている細胞の膜系を通して出入りする電解質が細胞の内外で平衡に達している場合の細胞内の外液に対する圧力をいう。細胞はこれによって一定の体積を示す。植物の柔らかい組織はこの圧力によって細胞および組織の緊張状態を保ち、一定の体制を示すが、吸水量より蒸散量が多くなると圧力は低下し緊張状態を保てず、凋萎する。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1912)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2005年2月21日付けで、古書人さんに、本多静六『本多造林学(前論ノ一・総論及ビ森林分布ノ原因)』 (1912)の例をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:109ページ本文12行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店