アベナたんい【ー単位】
読者カード 項目 2024年11月13日 公開
用例: | これに對してケーグルはアヴェナ單位(A E)といふものを設けた。 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕(アベナは英 avena カラスムギの意)成長ホルモンのオーキシンの単位。ケーゲル=ハーゲンシュミットが提唱(1931)したオーキシン量の単位で、AEで表す。2mm3の寒天片に拡散させたオーキシンをカラスムギの幼葉鞘の切断面の片側にのせ、2時間後に約10°の屈曲を示したときのオーキシン量を1アベナ単位という(温度約22℃,湿度92%の条件)。(旺文社 生物事典「アベナ単位」) |
コメント:第二版には項目が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2010年3月3日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:118ページ本文4行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店