日国友の会

ふていこん【不定根】

読者カード 用例 2024年11月18日 公開

2023年09月24日 ubiAさん投稿

用例:アウクシンやヘテロアウクシンを豌豆の芽生の頭部と根とを除いた葉を帶ない莖の部分に働かせて不定根の發生を認め、〔第二部・三〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕一定の場所以外から二次的に発生する根。主根以外はすべて不定根である。一般には茎や葉から出る根をさす。挿木(ヤナギ・バラ)・再生根(タンポポ)・地下茎(ハス・トクサ)・節間(ワラビ)・葉(ベンケイソウ)などの場所から発生する。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。

編集部:2011年2月18日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:132ページ本文12行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店