こうかせい【向化性】
読者カード 用例 2024年11月18日 公開
用例: | 花粉に背氣性といつて酸素の少いところに向つて伸びる性質と、向濕性といつて水分の多いところへ伸びる性質と、向化性といつて各種の化學物質が水に溶けて存在する時その濃度の高いところへ伸びるといふ性質によつて指向されるものとして現在說明されてゐる。〔第二部・三〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕植物体が化学物質に対して示す屈性。根、花粉管、菌糸などが、ある濃度の糖類やたんぱく質に対して示す性質。屈化性。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1904)よりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。
編集部:2009年4月8日付けで、古書人さんに、郁文舎編輯所『理科辞典』(1904)の例をご紹介いただいていますね。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:136ページ本文4行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店