日国友の会

たんいけつじつ【単為結実】

読者カード 用例 2024年11月18日 公開

2023年09月26日 ubiAさん投稿

用例:種子なしに果實のできることを單爲結實といふ。〔第二部・三〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕被子植物で受粉しないで子房だけが発達し、無種子の果実を生じる現象。花粉の不和合、あるいは発達が悪い、また開花期の低温などが原因になるが、これを薬品処理などで人工的に起こすこともできる。単為結果。単性結実。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。

編集部:2010年7月21日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:137ページ本文6行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店