つぎき【接木】
読者カード 用例 2024年11月22日 公開
用例: | 接木(ツギキ)をやつて、うまく接穗(つぎほ)と臺木(だいき)とが接著したものにも、〔第二部・六〕 |
---|---|
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | (1)植物のある株の芽や枝を切りとって、他の株の茎などにつぐこと。または、つがれてできた植物体をさす。つぐ方の芽や枝などをつぎ穂または穂木、つがれる方の根のある株を台木または砧木と呼ぶ。古くから果樹栽培などで最も普通の繁殖方法で、果実などに優秀な形質を持った個体を強い根を持った個体についで優良な株が作れること、挿木の困難な植物でもつぎ木で好結果のでるものがあること、つぎ木によって開花結実をはやめることができるなどの利点がある。切つぎ、芽つぎ、割つぎなどの方法がある。《季・春》 |
コメント:第二版の多数の用例より新しいですが、「接木」にルビの例として、とりあえず。
編集部:第2版では、「接木」を「つぎき」と読ませる例が入っていませんね。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:149ページ本文10行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店