すうかせい【趨化性】
読者カード 用例 2024年11月23日 公開
用例: | 從つて趨化性を示すためには何等かの形で運動器官を持つてゐなければならない。〔第二部・七〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕「そうかせい(走化性)」に同じ。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、辞書類からの投稿例(1937)よりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。ちなみに、「走化性」の語釈は「生物が媒質中の化学物質の濃度の差に刺激されて起こす走性。刺激の方へ向かう場合を正、遠ざかる場合を負の走化性という。シダやコケの受精現象では精子の正の走化性がみられる。趨化性(すうかせい)」となっています。
編集部:
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:159ページ本文9行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店