さいき【差閾】
読者カード 項目 2024年11月26日 公開
用例: | 或る一溶液で趨化性が起つた後同一物質を別の方向からどれだけの濃度にして與へたらそちらに感應を起すかといふ濃度の差を差閾といひ、〔第二部・七〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕「べんべついき(弁別閾)」に同じ。 |
コメント:項目が載っていないようなので。「弁別閾」のことでしょうか。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。研究社『医学英和辞典』の「differential threshold」の語釈に「識別閾(値), 差閾, 増加閾, 弁別閾(値) 《二つの刺激が区別される最小限値》」とあります。ちなみに、「弁別閾」の語釈は「一定の刺激の強度を増大または減少して、感覚的な違いがわかる境界。刺激と反応の関連を明らかにする心理学の実験で測定される」となっています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:160ページ本文3行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店