日国友の会

たいるい【苔類】

読者カード 用例 2024年11月27日 公開

2023年09月29日 ubiAさん投稿

用例:精子でも、ぜにごけなど苔類では卵細胞から分泌される蛋白質に、〈略〉感應するとされてゐる。〔第二部・七〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕コケ植物門の一綱。配偶体は、一部のものでは茎・葉に分化するが、多くのものでは分化せず葉状体を形成し、仮根、糸状体の発達はあまりよくなく、細胞中には油体が含まれる。蔵精器・蔵卵器は長い柄をもった雄器床、雌器床上に生じ、これを俗にこけの花と呼ぶ。また、ゼニゴケ類ともいう。

コメント:第二版の用例(1876~77)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。

編集部:第2版では、須川賢久訳『具氏博物学』(1876-77)の例が添えられています。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:161ページ本文13行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店