日国友の会

せんるい【蘚類】

読者カード 用例 2024年11月27日 公開

2023年09月30日 ubiAさん投稿

用例:精子でも、〈略〉すぎごけなど蘚類では蔗糖に、普通の羊歯では林檎酸に感應するとされてゐる。〔第二部・七〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕蘚苔植物の分類群の一つ。胞子体には胞子だけが作られ弾糸はない。胞子嚢の口には歯がある。配偶体は茎葉体で、葉は茎にらせん状に着き、背腹性ははっきりしない。日本にはミズゴケ、スギゴケ、ヒョウタンゴケなど約一五〇〇種がある。

コメント:第二版には用例が載っておらず、辞書の項目名からの投稿例(1904)よりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。

編集部:2009年8月29日付けで、古書人さんに、郁文舎編緝所『理科辞典』(1904)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:161ページ本文14行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店