ちょうじつしょくぶつ【長日植物】
読者カード 用例 2024年11月27日 公開
用例: | 或る一定の日照時間以上の日照が續くと花をつけるもの、これを長日植物と名ける。これらの植物は一定時間以下の日照が續く場合には花をつけないのみか、根出葉だけを具へた狀態に止まることすらある。〔第二部・八〕 |
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『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫 | |
語釈: | 〔名〕日照時間が長くなると花をつける植物。ホウレンソウ、アブラナ、カブラなど多くの春咲き植物に見られる。ただし、花芽の形成は光の当たらない時間が一定限度以下になることによって起こる。短日植物。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、辞書類からの投稿例(1937)よりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。
編集部:2010年9月30日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいています。
著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1940年
著者・作者:服部靜夫
掲載ページなど:165ページ本文1行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕
発行元:岩波書店