日国友の会

こんしゅつよう【根出葉】

読者カード 用例 2024年11月27日 公開

2023年09月30日 ubiAさん投稿

用例:或る一定の日照時間以上の日照が續くと花をつけるもの、これを長日植物と名ける。これらの植物は一定時間以下の日照が續く場合には花をつけないのみか、根出葉だけを具へた狀態に止まることすらある。〔第二部・八〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕植物の茎の節間が極度に短く、葉が外見上、根または地下茎から直接出ているようにみえるものをいう。ダイコン、ゴボウ、タンポポ、チューリップなどにみられる。根葉。根生葉。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1899)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。

編集部:2007年2月8日付けで、古書人さんに、三好学編『普通植物学教科書』(1899)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:165ページ本文2行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店